今朝の日経「春秋」より。

1年ほど前、小欄を目にした「ゴルゴ13」のファンの方々から、ひどくお叱りを受けた。国際的な金融情報流出の話題にからんでデューク東郷を登場させ、報酬は「まず手付金。暗殺が成功したら残りの半分を支払う決まり」と書いたところ、抗議が殺到したのである。

「ゴルゴは全額前払いです」「分割なんて認めません」――。物語を読み直せばたしかにその通り。勘違いに恥じ入り、後日、記事中でおわびした次第だった。そして痛感したのは、この劇画がいかに多くの人に愛され、国民的な存在となっているかである。寡黙なスナイパーの魅力は、登場から半世紀たっても衰えない。

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▼生みの親の、さいとう・たかをさんが亡くなった。昭和30年代の初めに大阪の貸本漫画の世界でデビューし、仲間たちと狭いアパートで共同生活を送ったこともある。そうした時代から大人が楽しめる作品を構想し、ビジネスとして持続できる仕組みをめざしていたという。戦後の漫画界を揺るがしたイノベーターである。

▼かつて、手塚治虫という巨人がいた。東京の「トキワ荘」で育った面々も無数の読者をつかんできた。伝説的な雑誌「ガロ」に集った作家も忘れがたい。そんな山脈のなかで、すこし離れてそびえ立つ高峰が「ゴルゴ13」かもしれない。いや、ファンの間にはもっと深い感慨があろう。語りすぎぬうちに、追悼の筆をおく。
ここは多くを語るまい。(=^・^=)
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