デジタルトランスフォーメーション(DX)についての記事を読む。
ここでは行政にターゲティングされているが、組織は必ず肥大化する。肥大化の過程で必要のない作業、必要のない人材、必要のない時間もぶくぶくと膨れ上がる。
デジタル化というと聞こえはいいのだが、デジタル化することで要するコストもあるはずだ。
組織設計をされる立場の皆さんはこのことを慎重に考えるべきであろう。
例えば、”そこにいる人ありき”ではなく、あくまでも”組織ありき”である。
(=^・^=)



日経「核心」より

無題

公共DX「臨調」で進めよ 新政権、日本再生へ課題
論説主幹 原田 亮介

日本経済の世界的な地位の変化をみよう。05年の名目GDPは世界全体の10%を占めていたが、18年にはシェアは5.7%に縮んだ。中国は16.1%で、3倍近くに差が広がった。1人当たりでみても米独などに離され、韓国の猛追を受けている。

無題2

行政手続きにかかる時間を人件費に換算すると、海外事例ではGDPの1~2%にのぼる。大和総研も2年前のリポートで「何もしないと行政コストは6.2兆円もGDPを押し下げる」と試算している。
大企業はすでにDXを加速している。中堅・中小企業も自らの改革に取り組まざるをえない。低賃金、長時間労働を前提にしたビジネスはコロナ禍で成り立たなくなる。
デジタル手続き法が定める行政手続きの3原則を徹底することが基本だ。

(1)デジタルファースト(書面でなくオンライン化)
(2)ワンスオンリー(一度提出した情報を二度出す必要はない)
(3)コネクテッド・ワンストップ(民間のものも含めて複数の手続きを一度に済ます)

――。これが広く実現すれば、目に見えて世の中は変わるだろう。




SeesaaBlogs WordPress muragon ameba rakuten Hatena Kinenote