NIKKEI”春秋”より なんとなく違和感を感じる世界だ。
しかしこれだけコロナの影響で企業収益が軒並み落ちている中、ナスダックの株価が過去最高を更新する、という報道に違和感を感じる。「あつ森」ブームなどで活況の任天堂など、巣ごもり景気でプラットホーム事業に消費が傾いているということらしい。任天堂がネット分野にもともと慎重だったことを思い起こすと、彼らなりの安全戦略があったのだろう。それにしてもなんかしっくりこない。
Build back betterという言葉がある。ピンチをチャンスに、ということらしい。 アメリカの大統領選でバイデンが使っているスローガンで、彼はどうやらトランプをウィルスと位置づけて対決したいようだ。グーテンベルクの活版印刷技術は教会による知識や情報の独占を崩し、ヨーロッパを近代へ導いた。ジョン・ケリー著「黒死病――ペストの中世史」(野中邦子訳)によれば、技術革新の背景には、ペストの流行があったのだという。人口減少が「発明の母」となった。
▼活版印刷が世に出る15世紀半ばまでの100年間に、欧州は少なくとも30~40%の人口を失った。労働力の減少は賃金の高騰を招いた。それまでは1冊の本を数人がかりで筆写して作っていたが、労働集約型のやり方では利益が出ない。効率的に本を作りたいというニーズに応えたのが、活字を使う印刷方法だったわけだ。
(中略)▼はっきりしたのは日本のデジタル化が世界のなかで周回遅れなことだ。
(以下略)
しかしこれだけコロナの影響で企業収益が軒並み落ちている中、ナスダックの株価が過去最高を更新する、という報道に違和感を感じる。「あつ森」ブームなどで活況の任天堂など、巣ごもり景気でプラットホーム事業に消費が傾いているということらしい。任天堂がネット分野にもともと慎重だったことを思い起こすと、彼らなりの安全戦略があったのだろう。それにしてもなんかしっくりこない。
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