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東日本大震災から９年だそうだ。マグニチュード９。
経済被害は約１７兆円。いまだにキズは癒えない。

あの時・・

自分は会議室でお客さんと話しをしていて、あまりにもその揺れが大きいので、お客さんをお返しし、外に出てみた。電線などが揺れているのを見て少し恐怖を感じたが、同じ時間にあれほどの災害が起きてるとは思えなかった。

しかし、問題はその後だ。

判断の遅れで、会社の方を家に帰すことができず、結局その日出勤した全員が会社で寝泊まりすることになる。
そのうち帰宅難民者が深夜に歩く姿を見かけ、翌日は目の前にあるガソリンスタンドが渋滞になり、近くのコンビニから食料がなくなった。全てが止まった。

会社になかったテレビを近くの電気店で購入。すべてのチャンネルが災害を報道し、印象的だったのはどこかの信号が消えた、というニュースだった。次第に被害は広がり、まさかと思うがメルトダウンを起こしていることをのちに知ることになる。

あの日は確か金曜日で、足掛け４日間家にも帰れず、帰ったはいいが今度は電車が動かず出勤もままならず、異常な通勤ラッシュに見舞われるという事態に陥った。

しかし、自分たちの苦労は前端のほんの小さな出来事で、日本全体が大きな損失を被ったことを時間とともに認識してゆく。

と、書けば、今我々が直面する感染被害についても先々同じことを思うのかもしれない。物資がなくなったコンビニは、マスクやトイレットペーパーがない状態とほとんど変わらない。

９年。瞬く間の時間である。そして同じ時間がだれにも平等に流れている。
(=^・^=)

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