会社員生活も一旦終わりが近づこうとするこの頃、無趣味である。
そして着る服もこれまで時々買ってきた安物のスーツもいつかは着なくなる。
カジュアルで着る服などほとんどないし、靴と鞄ぐらいしか買うものがない。そんなささやかなコレクションのベルトが加わったというわけだ。

高齢の方の面接をしていても、よれよれの普段着でやってくる人やスーツをビシッと決めてくる人とでは印象がまるで違う。彼らは概ね６０歳定年で６５歳まで定年延長。そして年金をフル受給してから、軽い気持ちで応募してくる。思えばいつの間にか自分もそんな年なのだ。

この年になって不安ばかりが募る。いつまでこんな仕事して、いつまで続ければいいのだろうか。年金だってまともにもらうるのかわからない。蓄えもない。住むところすらもない。もやもやする日々だ。


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