まず、主人公のケイラを演じるエルシー・フィッシャーがとてもかわいい。すこしぽっちゃりしているにきびだらけの彼女はいかにも１３歳という感じが。エイスとはeighth、で小学校８年生だ。ところがこの映画、内容にややきわどいシーンがあるため、Ｒ指定となっていて、１３歳の少女の映画を１３歳以下の人が一人で鑑賞できないといういびつな状態になってしまったようだ。

ＳＮＳを生まれた時から使いこなすような子供たちが、アメリカの厳しい社会に抗いながら育ってゆく過程が描かれる。主人公の少女は無口で誰も友達がいない。ユーチューブに語り掛けても誰も視聴しない。そんな孤独の中で周囲の変化によって押し寄せる様々な障害を、淡々と描いている。この映画の最もいいところは日常を淡々と描いている点である。抑揚が全くない。だからこそ、この主人公の少女の実態がリアルなのだ。これは見逃すと損をする。素晴らしい映画だった。

朝一番の回で鑑賞したが客席は８割の入り。(=^・^=)


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