64キロ。変わらず。ヨーグルト&みかん。レタス、ツナ、ハム。夜があんかけ肉野菜に油揚げの肉詰めと野沢菜。夜が多かったかもな。

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 期間中に何度も鑑賞できるので、2日目は栄の美術館を足早に移動する。現代アートは、そこに存在するものではなくパフォーマンスを含むインスタレーションを前面に押し出し、見る者をその場に止め各々の思考に迫る。このハイレベルな要求に応じるにはかなり学習する必要がありそうだ。

 ここで最も盛り上がるのはウーゴ・ロンディノーネの『孤独のボキャブラリー』だ。人々の行いを45に分けて、それぞれのポーズをマネキンにさせて、表情を隠す。大勢の方が同じポーズで写真を撮るなど、楽しそうにしている姿とは裏腹に、この表情を失ったマネキンとその姿勢は孤独の裏返しであること暗示させる。この精神性、つまりは”孤”という世界的な動きはこのまま進むのか。

 ヘザー・デューイ=ハグボーグの作品も背筋が凍るようだ。捨てられたタバコの吸い殻から遺伝子分析を行い3Dプリンターで顔を再現する。こんなことができることにも驚きだが、世界はクローンや再生機能が進化することで、生命の在り方そのものへの啓示を突き付けられているように思える。アートが科学に疑問を提示していることの信頼性を高く評価したい。進化することが本当に正しいことなのか?

 そして「表現の不自由展」だ。そこにはもう何もない。閉鎖されていた。ある政治家の一言でことが拡大されているが、まさにこの現象こそ「表現の不自由」そのものではないか!そしてこうした行為が政治に使われる恐ろしさ。日本が戦争に向かったときと同じことをこの場で行っているのだ。作者の意図がそのまま現実になったことを我々は自覚したほうがいいだろう。本来ここにあるべき作品は公開を続けるべきだ。少なくとも政治家が口を出すのはいかがかと思う。ひどい話だ。

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