朝カップラーメンのそばと冷凍ピラフ。午前中仕事して昼はアスナルのマ・メゾンでとんかつ。夜はラグビーのテレビ観戦をしながらピザ2切れとスナックにペプシ、あと枝豆。今朝63.5キロ。リバウンド中。
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創元推理文庫から2018年10月28日に出された時代劇推理小説。恋牡丹。
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創元推理文庫から2018年10月28日に出された時代劇推理小説。恋牡丹。
戸田惣左衛門という同心の話から始まる壮大な幕末の頃の物語。義母から借りて読んだ。
母親が殺された事件を追う「花狂い」。
吉原の大店が殺された事件を追う「願い笹」。
惣左衛門の息子清之助に時代は代わり、商家の主が殺害された事件を追う「恋牡丹」。
そして最後に茶屋の老婆が客の頭を叩いて殺してしまう「雨上り」の4部構成。
結論から言うと心から感動した。
これは単なる推理ものの時代小説に非ず、幕末の時代の変化の前にあった江戸末期の下町の風景と、男女の機微を見事に描ききった名作だ。
惣右衛門は妻を亡くして世継ぎの2人の息子と暮らしているが、ひょんなことから「願い笹」のくだりで牡丹という花魁と囲碁を指す。実はこの牡丹が惣左衛門の記憶に消えかかっていたある縁がとりもつのだ。咎人を追って吉原を捜索した惣左衛門の問いに知らぬ存ぜぬを通す花魁の牡丹が、「香炉峰の雪いかならむ」と枕草子の一節を呟く。このあたりのくだりは見事だ。2人の縁が結ぶ息災と牡丹の花。泣かせる話だ。
さらに時代は過ぎて、惣左衛門から同心見習いの立場を継いだ清之助が後半の主役。この頃すでに惣左衛門は牡丹ことお糸を後添えとしており、清之助は当初しばらくお糸となじまない。しかしここでもまた囲碁がとりもつ。清之助とお糸が囲碁を打つが、はじめは優勢だった清之助がお糸に逆転負けする。その時のお糸。
「今その場所で最善を尽くす他ないのです。」
邪な下心や思い込みや先入観が冤罪を生む、ということをお糸が暗示して清之助は事件の糸口を見つけ出す。そして自らの未熟さを思い知る。
清之助が妻を迎え、惣太郎という子供をもうけた頃の「雨上り」も泣かせる。大政奉還により奉行所が鎮台府となることとなり、彰義隊が世間を騒がせた時代。置屋の老女が客を殴って殺す、という事件の動機がわからず逡巡する清之助を助けたのは、またしてもお糸でかり、気まずい関係にあった妻加絵にも助けられる。
この節の語り部に露八という元武士で今は幇間の男が最初に出てくるが、清之助はこの男をこころよく思わない。しかし世間の変化や家族に諭されて、最後に大胆なことをして終わる。
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思えば時代が令和に変わり、我々の常識も変化するであろうこの時代に、このような素晴らしい小説に縁を頂いた義母にまずは感謝。わがまま三昧のバブルな老女だが、知性はこちらをはるかに凌駕する。かなうわけもない。
自らの仕事に置き換えても、もうやるべきこともないこの身の上で、「その場で最善を尽くせ」のセリフには痛み入る。もはや明日はない。されど何かを尽くせぬことはなかろうぞ。
ましてや思い込みで自らの思慮を惑わせてはいけない。そんな学びと感動を呼ぶ小説であった。素晴らしかった。
(=^ェ^=)
ラグビーワールドカップもいよいよ大詰め。オールブラックスはアイルランドに圧勝。
イングランドはオーストラリアに圧勝。エディとオールブラックスの対決は来週となる。
バドミントンデンマークオープンは、山口茜選手が初戦敗退。まだ足の痛みがあるようだ。心配だ。
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