扇屋にはときどき寄るようになった。とてもいい店だ。
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ただ、入店時間が遅かったので、たばこの煙がくさくてつらい。胸が苦しくなる。
自分もかつてセブンスターを1日2箱吸っていたので、たばこの魅力を知らないわけではないのだが、吸わなくなると迷惑千万である。
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この日は念願だった釜飯にありつく。
お焦げもそこそこに、お出汁で最後にすするのが、またとてもいい感じである。
おいしかった。

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ただ、おでんが冷めてたのが残念だった。

そんな中の映画談義。
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今年も半ばだが、あとで振り返るとしたら寅さんを見直した年としてアンカリングされるはずだ。
とにかく面白い。

1980年に上映された『ハイビスカスの花』がこのシリーズの分岐点となっている。25作目。
浅丘ルリ子さんがここまで3作品に出演されていて、この作品が最も評価が高く、『寅次郎相合い傘』と同様芸術性も高い。なにより寅次郎が最も所帯を持つ可能性の高かったマドンナとして松岡リリー(浅丘ルリ子さん)は君臨しているのである。とても感動する。

しかし、

当時1980年といえば『影武者』が『地獄の黙示録』とパルム・ドールを同時受賞し、国内では原宿駅間にドーム型のテントを設けて上映するという新しい形の劇場が現れ『ツィゴイネルワイゼン』が映画賞の中心であった。

当時祖母を連れて『影武者』を見に行ったことを思い出す。祖母は久々の黒澤映画を鑑賞して極めて感動していた。

そんな折の『ハイビスカスの花』は、当時まだ10代だった自分が鑑賞するに値する映画ではなかった。この年から東宝の快進撃が続き、今も大手映画会社では東宝がダントツだが、この年の少し前までは東映や松竹が映画界の中心だったのだ。

しかし東宝のリリースする大作、ゴジラシリーズなどを含む大きな資本の映画に比べると寅さんはホームドラマだ。ホームランかバントか、という対比で、松竹のドル箱寅さんはこつこつ佳作を積み重ねていたのである。失礼ながら今頃になってその認識を新たにする。