テレビで佐久島がアートな島だと聞いて行くことにした。
アートな島というと、瀬戸内海の島々が圧倒的でベネッセなどの大きな資本がカバーするような後ろ楯があるエリアほどは期待できないが、とりあえず行ってみた。
これがまた実に不便である。
車で船が出る一色市場の先の埠頭にゆくことが前提で、我々のように足がないと大変な思いをする。朝早く出て名鉄の西尾駅に着いたが、同じ目的で島に渡ろうとするひとでバスは満車状態。ゆらりゆられて４５分。なかなか辛い。休みの日に臨時便を出す予定もないそうだ。
車社会のこの仕組みにはうんざりだ。
しかもバスを降りるとこの行列だ。家から佐久島まで片道２０００円。往復2人で８０００円。
それでも船は臨時便を何本が出していて助かった。普段だと１日せいぜい７往復。最終便は夕方6時ごろだそうだ。
結局朝一番で出かけて島に着いたのは１１月。この時点で問題なのは帰りの心配である。バックパッカーの自分1人なら、路上で寝るのも構わないが、連れがいるとそうはいかない。
帰りの船とバスの時間を考えると、特にバスの本数が極端に少ないため、島に居られる時間は１時間がいいところだ。
映画の舞台にもなったこの島だが、残念ながら猫に出くわすことは一度もなかった。
コメント