メリー・ポピンズ リターンズ [輸入盤][CD] / O.S.T.
とにかく感動した。
こうして記事を書いていても涙があふれて震えるほど感動したのだが、世間の評価は思うほど高くないようだ。号泣した自分の脳がおかしいのかな?日経の評価もほどほどだ。
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なんでかね?
ひとつは、「54年前の作品と比較して・・・」という評価だが、比較して何が劣るのかがわからない。あまりにもヒットした前作にかかる音楽が今回採用されていないことを少なからず不満に思う方もいるようだ。
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ジュリー・アンドリュースがカメオ出演を断った、という話と、ディック・ヴァン・ダイクが90歳を超えてダンスするシーンさをごちゃまぜに評価している方もいる。ジュリー・アンドリュースが出演を断ったのは、エミリー・ブラントの邪魔をしたくない、という配慮であって、この映画への批判とかではないだろう。
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僕はもっともっともっともっとこの映画が評価されてほしいと思うし、前作は前作として大事にしているつもりだ。この映画のサイドストーリーも含めて、世界経済の変化なども感じることができる。
そして何より(前作もそうだが)
実は、メリー・ポピンズはこの映画の中で、
何もしない
のである。
踊ったり歌ったり時に躾をしたり励ましたりはするが、具体的にこの家族が陥った苦境を脱するアドバイスなどはしていない。
そして2ペンスとカイト(凧)についてそっとほのめかすだけで、実は
何もしない
ここがすごいと思う。
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優しく見守る勇気。この勇気はパーフェクショニストのメリー・ポピンズならではなのだ。
冷静になればなるほどマジですごい!
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