ラグビー観戦を終え、夕暮れの岐阜を寂れた柳ヶ瀬から歩いて駅に向かう途中、新たにできた岐阜横丁を素通りして焼き鳥屋に入る。
店主とおぼしきタオル鉢巻の男性が注目を受け、カウンター越しの調理場は若い女性が仕切る。アルバイトかどうかは知らないが手際も良く見かけもいい。髪の毛の色がなんとも言えぬ美しい色で、「それ何色?」と思わず聞いてしまった。ブルーが色落ちしたとのことだが、なかなかいい色。説明しにくい色。彼女はしかも耳と鼻にカッチョいいピアスをしている。
他にも色々頼んで大満足でお腹いっぱいになったと思ったら、ダーリンがケイチャンをメニューに見つける。鶏ちゃんは岐阜の郷土料理だ。相変わらず食い物に関しては目ざとい。ホルモン焼きをとんちゃんと位置づけると、ケイチャンは鶏のジンギスカンだ。
この店に入った理由は、名古屋の悪しき慣習で絶滅させたいと思っている"お通し"がないことと、やきとり90円に惹かれて入ることにした。
これはなかなかすごいボリュームだ。実はこの90円のやきとりが一番最後に出てきたのだが、このボリュームでこの安さを知っていたらもっと頼んだだろう。大変満足だ。
ぼんじりと鳥皮はどの店でも必ず頼むことにしている。特に名古屋で美味しいぼんじりはほぼ皆無。メニューにない不届きな店も多いが、この店のぼんは合格だ。とても美味しかった。鳥皮はパリパリで、これはこれでオッケーである。
岐阜もなかなか食べ歩き甲斐のある街だ。
帰る途中、行列を見かける。餃子の店らしい。今度寄ってみよう。
昨日早めに帰って、色落ちしたシャツのクレームをつけてスシローに行ってしまった。
また太る。
スシローは悪くない。悪いのは自分だ、常に。
(=^ェ^=)
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