能登牛を食べ、九谷焼も買い、ガイドブックに頼らないとても満足な1日を終えたつもりがまだ夕方の5時であった。ランチの名残りもあってそれほど腹が減っていたわけでもないのだが、前日ホテルの若い方に教えてもらった店に再突入することにした。前日は予約で満席だと言われてしまったが、この日はどうか。
前日はダーリンさんに先行してもらったが、この日は自ら店の和台さんのドアを開ける。低頭しながらブイの字を作り席があるか聞いてみると、カウンターと背中合わせの狭い壁向きの椅子なら空いているという。常連客と笑って話すスキンヘッドのマスターはなかなかの人物だ。年の頃は四十代。矢沢永吉さんのアルバムやポスターが並んでいるが下品な店ではない。
一限の客として暖簾をくぐるとたいていの店は警戒する。そしてその客が何をオーダーするか気づかれないように固唾を呑んで待っている。自分も飲食店でバイト経験があるからわかる。
どうせこの日で金沢ともお別れなので、おススメのメニューを片っ端から頼もうとも思ったが胃袋にそれほどのゆとりはない。仕方なく☆印のメニューをオーダーしたら、マスターのいるカウンター側に移動を許された。
驚くことにネタが大きい。そしてうまい。例えばアジのたたきなどは、他で食べるとみじん切りだが、ここのは違う。しっかりたたいてありながら、ネタがでかいのだ。
こののどぐろがそうだ。こんなサイズののどぐろを食べたことがない。
コメント
コメント一覧 (2)
食べたことないけれど、美味しそうです!!
お刺身のお写真も目の保養にさせていただきました!!
dalichoko
が
しました