そして昨日、正月休みの最後にこの映画を見た。『
家へ帰ろう』
感動の名作。
老人のロードムービーコメディとして純粋に楽しめる映画である。軽く見るのにもいい映画なのだが、丁寧に鑑賞するともっと深いものがある。
足の不自由な老人が全てを手放して進む旅だか、そこには国を超えて言葉や文化の違いがある。
荷物を盗まれたり、イミグレーションで止められたり、様々な困難がガンコな老人に災難となって降りかかるのだが、この老人が譲れないことが何なのか?
この点がこの映画の主軸となるのである。
老いが他人事ではなくなった今、この映画を見る前に見た舘ひろしさんの『
終わった人』や、近隣国との問題にフォーカスすれば、大泉洋さんの『
焼肉ドラゴン』も合わせて鑑賞することをお勧めする。『焼肉ドラゴン』では腕を失った男が主人公だったが、こちらは足を失いそうな老人が主人公だ。
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