今回は前回と異なり、センターステージ方式だ。このステージのユーミンは見たことがあっただろうか。
とにかくユーミンのライブには幾度となく参加しており、このライブが過去のライブを再現していると聞けば否が応でも見たくなる。

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定刻になると、イスラミックというかアラビックな衣装に身をまとったダンサーが花道からこっそりと現れる。そしてステージ周辺、最前列のお客さんと戯れながら一周し、そのままステージに上ると天井から円柱型スクリーンが下りてきてまばゆい光が会場を照らす。するとその中央にユーミンがピアノを弾きながら登場するというオープニング。なんとベルベット・イースターである。この曲のオープニングは初めてではないか？

そして転調してアップテンポな曲Happy Birthday to Youへ。なんと（本物ではない）象に乗ってユーミンが再登場。ステー周辺はライトで照らされ、炎があふれる大変な演出だ。ここで冒頭からのイメージがインドを意識していることがわかる。開演前までずっと流れていた曲もインドの民族音楽であろう。この後の砂の惑星も同じイメージか。悠久の空間を超える、というイメージこそ今回の４５周年を飾るテーマである。



ユーミンの話題になると延々終わりがない。特に初めて参加したライブの衝撃が忘れがたい。
その名もYuming Bloodで１９８４年。忘れもしない八王子。ユーミンの実家である八王子の衝撃ライブ。この時、客席から看護婦衣装のコーラス隊が登場して会場が興奮し、オープニングがDestnyで、最後がカンナ８号線だった。この日もこの鉄板の２曲はラストに演奏された。

ちなみにこの日に乗っていたような象がステージに登場したのは１９７９年、ＯＬＩＶＥツアーだったようだ。

そしてこの後ライブはWANDERERS、ダンデライオン、守ってあげたいへと続いてゆく。