ある朝、確か土曜日だったと思うが、ダーリンが仕事に出るというので、どこか落ち着いたところで朝飯でも食べようということになった。
落ち着いたところ、
と、
いうのが難しいのだが、例えばガストとかデニーズのようなレストランがいいのだが、
落ち着く
と、
いうレベルではない。
店員さんのレベルもそうだし、店内の雰囲気や何より客層に左右される。朝からでかい声でわめき散らすような耳が遠い年寄りだらけとコメダに入るつもりもなく、ガストもデニーズもその意味では同類、あるいはそれ以下である。
とゆうことで、たまにはかやかやで朝飯を食べようと決意する。決意とは値段である。朝から1400円のバイキングを食べるのか、という勇気と決意。しかもバイキングである。年とともに元をとるという感じではない。
それでもやはり値段では解決しがたい落ち着きがこの店にはある。基本的には金山ホテルの宿泊客の朝飯なのだが、一般にも開放しているのだ。従って客層という意味で、他の下品なチェーン店とは比較できない。
このロケーションも好きだ。
金山のビルから見下ろす景色にはパチンコ店とカラオケの看板しか見えないが、それでもこの景色は他の店で味わうことができない落ち着きなのだ。
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