dalichoko

Darling's Blogs by chokobo

カテゴリ: 読書

現代の政治経済学を読んだ。名古屋大学、鍋島直樹教授の書いた教科書である。学術的な仕分けとして、ケインズとマルクスを同列に評価するあたりに時代性を感じる。序章で”新自由主義経済”をやんわりと批判し「不平等を正当化した」という。経済学の教科書としてわかりやす…
>>続きを読む

この本は読んでいないが、ディズニーアニメで何度も鑑賞した。極めて印象深い話だった。これを吉川先生に語らせると「反経済、反成長を訴える物語」だそうだ。まさしくこれから未来を物語る。【中古】人口と日本経済 長寿、イノベ-ション、経済成長 /中央公論新社/吉川洋 (新…
>>続きを読む

著者は弁護士だ。従って立証するためにあらゆるデータを駆使している。弁護士の経済学、という切り口はあまり知らないが、実は日銀の黒田総裁も東大在学中に司法試験に合格している。この本の特徴は、対話形式で進むという点である。これがなかなか面白い。「父親が娘に語る…
>>続きを読む

はまるんだよなぁ、こういう時代もの。義母推薦図書「闇医者おゑん秘録帖」の続編。中央公論社から2018年12月25日初版。2016年1月に書き下ろされたものだ。2つの話。「竹が鳴く」材木問屋梅木屋の女主人”お江代”お竹という若い女中を連れておゑんを訪ね、お竹のおなかの子…
>>続きを読む

児童小説『バッテリー』で有名なあさのあつこさんの時代小説。中公文庫から2015年12月20日初版。2013年2月に新刊が出ているので、今から6年前に書かれた本である。「春の夢」といエピソードから始まる物語は、大店の女中が子供を孕んで闇医者に堕胎してもらいにゆく、という…
>>続きを読む

今回の長い旅行で、移動中楽しみにしていたのが読書。資格試験も近いので勉強も・・・と思ったが全く手つかず。月と六ペンス【電子書籍】[ モーム ]大昔に読んだはずだが、だいぶ印象が違った。読もうと思った理由はよく覚えていて、仕事で仲の良かった先輩の新婚旅行がタヒ…
>>続きを読む

 1889年に書かれたこの作品は、翌1990年に発禁処分となっている。トルストイ61歳。晩年の傑作である。 ロシア象徴主義的なこの作品の切り口は鋭く深い。 列車で乗り合わせた乗客が、世間話で一般論を重ねていると、それを否定的に語る老人ポズヌィシェフが現れ…
>>続きを読む

朝ヨーグルトにキウイ半分とリンゴ半分。昼は鳥羽コンビニでファミチキとダーリンの作ったサンドイッチ3つ。夜は白菜と鮭と豆腐のあつあつ石狩鍋風味。63.5キロ。夏の旅行で戯れたトルストイは、間違いなく若い頃のそれとは違った。トルストイやドストエフスキーをむさぼる…
>>続きを読む

朝はヨーグルトに夏みかん。昼はビーフン炒め、すこーし残す。夜は豪華にビーフステーキと野菜、白菜など。『孤独のグルメ』見ながらナッツなど。今朝、64キロ。にほんブログ村 この本もかつて読んだ。しかしいつ読んだのかも忘れている。トゥルゲーネフの傑作。 ロシア文…
>>続きを読む

朝カップラーメンのそばと冷凍ピラフ。午前中仕事して昼はアスナルのマ・メゾンでとんかつ。夜はラグビーのテレビ観戦をしながらピザ2切れとスナックにペプシ、あと枝豆。今朝63.5キロ。リバウンド中。にほんブログ村創元推理文庫から2018年10月28日に出された時代劇推理…
>>続きを読む

朝はヨーグルト、昼はサラダとハム。ここまでは良かったが、夜反動で食べたカップラーメンと冷凍ピラフで撃沈した。しかもダーリンが遅く帰ってきてからナッツをぱくついてさらに太った。64キロ。プラス1キロ。にほんブログ村ついに今年から細木数子さんから娘の細木かお…
>>続きを読む

キネマ旬報で昨年から時々企画されている年代別ベストテン。今回は外国映画1990年代を振り返る企画となっている。70年代、80年代に続いての企画。実に面白いのが、当時のキネ旬ベストテンでは全く姿かたちが存在しないような名作が上位に名を連ねていて、おどろくべ…
>>続きを読む

昨日、滅多に見ないテレビドラマに釘付けになった。ビートたけしさん主演、松本清張原作『点と線』だ。以前も見たのだが、まるで違うドラマに見えた。そこには戦争が横たわっているのだ。SeesaaBlogs WordPressさて本題である。びっくりするような内容だった。初めて知る世…
>>続きを読む

連続して小説を読む。こんなこと久しぶりである。恩田陸さんの小説を初めて読む。1964年生まれ、青森出身早稲田卒。生保のOLから小説家に転身。2011年に初版。幻冬舎文庫。不連続の世界 (幻冬舎文庫) [ 恩田陸 ]塚原多聞という音楽プロデューサーの不思議体験を…
>>続きを読む

以前は若い方に本を貸したりして、さかんに本を読め本を読めと勧めたがもうやめた。貸した本は返ってこないし、なんの音さたもない。そもその借りた本を数週間数か月も返さない、という姿勢に疑問を感じる。きっと金を貸しても戻ってこないやつだ。そういえばかつてここ名古…
>>続きを読む

佐伯泰英さんの本を初めて読んだ。たまたま書店で手にして買ったら、その日に発売された本であった。2019年4月に書かれて、同年6月20日光文社文庫から初版。SeesaaBlogs WordPressにほんブログ村吉原裏同心抄。主人公の神守幹次郎は妻汀女と長く流浪の旅を続け、流れ着いた…
>>続きを読む

2019年4月25日集英社文庫(2016年集英社)柚月裕子さんの小説は初めてだが、『孤狼の血』は映画として見た。警察官僚の内幕と、暴力団とのつながりと断ち切れないジレンマの間で苦しむ若い警察官を中心とする物語。SeesaaBlogs WordPressこちらも間接的に警察官僚の冤罪を扱…
>>続きを読む

またまた母から借りた。『蒼天見ゆ』以来の葉室麟作品。葉室さんの作品は下級で不幸な立場の目線で描かれる印象。誠実で鈍重とも思える優しさに満ちている。SeesaaBlogs WordPress本作は2016年頃発表された作品で『春雷』の続編という位置づけようだ。祥伝社。豊後羽根…
>>続きを読む

たまたま本屋で見かけて衝動買いした。「父親が娘に語る経済の話」 (Talking to My Daughter about Economy)SeesaaBlogs WordPress著者はギシリャの財務大臣を務めたヤニス・バルファキス。ダイヤモンド社から2019年3月に初版が出された。今では世界25か国で翻訳が出…
>>続きを読む

連休がやっと終わった。平成も終わった。 seesaablogs野口悠紀雄先生の著書。整理術の大家。日経ビジネス人文庫から2019年4月発刊。(2015年6月東洋経済で出された著書の再版)われわれはいま、どこにいるのか?と聞くとゴーギャン(われわれはどこから来たのか われわれは…
>>続きを読む

会社の入るビルをワンフロア使って突然図書室が現れた。丸善とタイアップした仕組みを構築しようとしているようだ。とりあえず”本を読む”という行為に必然性があるということか。この本は少し前に駅の売店で見つけた「もっと言ってはいけない」という本の前、3年ほど前に…
>>続きを読む

映画で、エル・ファニングちゃんが主演の『メアリーの総て』が公開され、これは原作から読まねばならぬ、と思いブックオフでたまたま見かけて買ってしまった。 ブログサークルブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう! にほんブロ…
>>続きを読む

東日本大震災の記憶が薄れつつある。報道も忘れえる特集を流している。そんなある日この本を読む。衝撃とともに得心する。著者のあとがきがいい得て面白い。ブログサークルブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!高い知能が幸福な…
>>続きを読む

I’ll always be with you, always”にほんブログ村村上龍さんの長編小説は男性からみてとてもエキサイティングな硬派な作品をよく読んだ。『愛と青春のファシズム』とか『希望の国のエクソダス』など、ある人物あるいはある組織が強大な力を得て肥大化する。この非現実的な…
>>続きを読む

ブログサークルブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう! 林 真理子文藝春秋2014-03-07にほんブログ村エンターテインメントランキング文春文庫から2014年に発刊された本で2011年頃に週刊文春に連載されたエッセイの文庫化だ。エッ…
>>続きを読む

70年代の代表が、にほんブログ村タクシードライバー太陽を盗んだ男であったのに対し、80年代はブレードランナー家族ゲームであった。まだシネコン普及前。ビデオテープが少し普及しつつあったかもしれない。日本の撮影所システムはすでに崩壊しており、日本映画は頭打ち…
>>続きを読む

久しぶりに読書してしまった。かつては年100冊は読んだ。漫画も読んだ。えろ本も読んだ。しかしなんと今年これが最初の一冊、、、ではなく、細木数子さんの本も買っていた。あれは読むという方ではないが、、、イヤイヤ、まだ読んでた。「君たちはどう生きるか」今年の爆発的…
>>続きを読む

黒澤明、キューブリックと聞くと興奮してしまう。にほんブログ村エンターテインメントランキング…
>>続きを読む