養老孟司さんがNHKのインタビューに応じていた
概要は、
1、管理できないものを管理しようとして不安になっている。
2、ウィルスは人を媒介して感染する。ウィルス自身に感染力はない。
3、ウィルスは戦う相手ではなく、受け入れざるをえないもの。
4、都市化が世界を滅ぼしつつある。

2020/5/15NHK
社会が大人になる機会
Q:一連の動きの中で、社会は変容していくというふうに考えますか?
養老さん
変わるし、変わらざるを得ないんじゃないですかね。やっぱり被害がひどかったところは街ですね、東京、ニューヨークは典型ですね。ヨーロッパは古くから都市社会ですから。日本だと患者さんが少ないのは鳥取とか岩手。人の移動が少ないというのが大きいんでしょうけど。
都市化していくのは体にとってあまりいいことじゃない。典型が少子化ですよね、子どもが減っちゃう。都市の出生率は非常に低いですから。コロナより上の生き物としての人が、都会ではどんどん減っちゃうんですね。東京の真ん中で子育てって難しいですよね、遊ばせるところがない。コロナでこうした問題があぶり出された。今後都市、街というものに対する考え方は変わっていくと思います。
無題

養老さんは宮崎駿さんとの対談でも”都市化”を問題としている。
”都市化”が様々なひずみを生んでいる。
少し前の中日新聞に「偏見という連鎖ウィルス」が掲載されていたが、これは都市化の典型だ。

解除宣言後に会社の仲間で映画を見に行こうというイベントを案内したら、「映画館に行く人と仕事はしたくない。」と発言した人がいた。これもまたテレビの見すぎではないか。びっくりした。

コロナ対策に何もしない大統領もいるらしい。これはまた極端な事例ではあるが、こうした出来事がオフィスの在り方をも変えるのかもしれない。果ては都市に存在する意味も変わるかもしれない。もう感染媒体の中心にいる都市化した人間の交流は必要にされない。濃厚でも淡泊でも接触することが許されない時代の到来である。
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