社会・経済ランキング

今日も世界各国でコロナ(Covid-19)の話題でもちきりだ。
近視眼的にはこれらの政府対応やメディアの動きは止まらないしやむをえまい。
しかし少し先を見通すと、このようなことが思い浮かぶ。

1、コロナを受け入れる
これは日経の経済教室で東京大学の柳川範之教授の”「コロナ」を変革の契機に”(2020/03/10)という記事が役に立つ。要約するとリモートワークを推進せよ、というもので、この類の議論において、制度が技術革新に追いつけないという障害などを示して論じている。
守るのは攻めるより難しい”という定説の先に、同じような事態が生じても経済が停滞しない仕組みを生み出すという考えは正しいと思う。

無題

2、6G
これは本日付け、日経の”5G→6G 社会の未来図”というインタビュー記事で村上恵一氏がトップに聞いた5G以降の未来図を示す。
NTTの澤田純社長が6Gを提唱する「IOWN(アイウォン)」を2030年に実用化するとか、東京大学の中尾彰宏氏の「ローカル5G」という地域版5Gの普及がカギとなる説などにひきよせられるが、国立情報学研究所所長の喜連川優氏の「ノースマートフォン(スマホがいらない)」時代の到来を予見させるお話に釘付けとなる。
曰く、4Gとともにスマフォが普及し、5Gの普及でどのようなハード(機械)が生まれるかまだ未知数の中で、6Gの世界ではどのようになるのか準備する、という考え方に魅力を感じる。

ただ、一律にどの識者も「日本がリードしなければならない」という発言で意気込んでいるが、これは期待しないほうがよい。もう日本に技術開発を世界に先んじて推進できる”カネ”はない。

無題

3、鎖国
最後にポピュリズムから保護主義へと進む世界を想像する。
コロナ→6Gと読み進めると、もはや世界は”動かざる世界”となる。少なくとも政治や経済(ビジネス)の世界で生身の人が移動する必要がなくなるのである。(現実にG7はテレビ会議だ)貿易についてもより一層輸入規制のハードルが高まりいずれは”鎖国”状態となる。
”鎖国”を前提とした”動かざる世界”は様々な情報が高速で行き来して、物流とインバウンドだけが移動目的となるであろう。
それはつまり車も電車も飛行機も何もかも、移動手段が減少してゆく社会になるであろう。

無題



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